

博士は大きな虫眼鏡を取り出して、不思議な玉を観察したり、
ハンマーで軽く叩いて、コチコチッと言う音を聴いたりしました。
ハンマーで叩いた時に、偶然パラリと剥げ落ちた玉の破片を炎の中であぶっては、
炎の色が虹色に変わるのを観察したり、偏光顕微鏡で螺鈿のように輝く結晶を見たりもしています。
助手のサイバーホースも、にんじんを咥えてキーを叩きます。
博士はしばらく考えた後、顔を蒼ざめ、プドリに言いました。
「プドリ、これはエライ事になったぞ」
プドリは聴き直しました。
「えっ、エライ事って」
「これは星のしずくと言ってな、その村で一番優れた者が持つと、その村には幸せが訪れると言われておる。
しかし、そうでないものが持つと、その村には天変地異が訪れ、村には壊滅的な災難が起こるとされておる。」
「今まで、数カ所の村で落ちているのじゃが、どの村も一番優れた者の選択を誤って、
どの村もつぶれてしまっておる。
プドリ、こうしてはおれん、すぐに村中の者を広場に集めて、一番優れたものは誰かを決めるのじゃ。」