●武甲山:(埼玉県立 武甲自然公園)
武甲山は、東京都心から北西へ約50kmにある奥武蔵の秀峰。 荒川中流域、秩父側からの山容は印象に残る山である。 全山石灰岩であり、石灰石の採掘により山頂は削り摂られ、以前の標高1,336mあったものが現在では最高点は1,295mになってしまった。 秩父のセメント産業の発展とともに、山容の変貌が著しい。 (建設資材には無くてはならないセメントに感謝しましょう!)
山の歴史:
武甲山のある秩父地方は、歴史的には東京付近より古く、崇神天皇の時代にチチブの国造(くにのみやっこ)がおかれた。 地質は秩父古生層であり、この地方は縄文石器(やじり・石斧)の宝庫でもあることから、歴史以前から人が住んでいた。
秩父夜祭り:(秩父神社例大祭:12月2−3日)
京都祇園祭、 高山祭 とならぶ日本三大曳山祭として300年の歴史を有する、秩父路に冬の到来を告げる大祭。
屋台・傘鉾の牽引は2日からおこなわれ、秩父屋台囃子、屋台歌舞伎が見所。(じっくり見るなら2日が良い)
3日夜、
秩父神社を出た6台の山車屋台・傘鉾が秩父市役所裏のお旅所に到着し
最後の団子坂の急坂を100人あまりの引き手によって一気に駆け上がるのは圧巻。
冬の夜空に花火が舞い、その興奮と熱気は一見の価値がある。
気象条件:
関東平野とほぼ同じ気候である。 夏季の猛暑と夕立には覚悟が必要である。
冬季の降雪は少ない。奥武蔵は比較的に低山が多く、晴天率も高い。冬山登山向きではあるが、内陸に位置するため、冷え込みは厳しい。
春、関東平野と同様、3−4月に降雪が見られる。
梅雨期前後は雷雨が多く、落雷に注意。沢筋の増水に注意を!
初雪は12月以降。秋が最も降水量が多い。石灰岩に映える紅葉は11月下旬が最盛期。
上町屋台:(2001.12.
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下山後の楽しみ方:
(1)お土産: 秩父の冬の風物詩、「つるし柿」。 (2)日帰り入浴:武甲温泉 泉質 :単純硫黄温泉・低張性アルカリ性温泉 効能
:神経痛、筋肉痛、冷え性、疲労回復、糖尿病、他
武甲山 1,295m (2001.12.
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秩父神社境内の掲示板
宮地屋台:高さ約7m重さ約15t (2001.12.
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本町屋台:(2001.12.
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上町屋台:(横幅がもっとも広い)(2001.12.
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●表参道コース:()
(横瀬駅−生川−武甲山-浦山口駅)
@横瀬駅→(徒歩120分)→生川(鳥居) (車道歩き。石灰工場地帯へのダンプカーに注意!)
A生川→(徒歩40分)→18丁目の水場
B18丁目の水場→(徒歩40分)→分岐 (浦山口方面と大持山・小持山、頂上への分岐路)
C分岐→(徒歩5分)→武甲御嶽神社(山頂) (水洗トイレあり。神社の裏手に展望台。)
D山頂→(徒歩40分)→長者屋敷ノ頭
E長者屋敷ノ頭→(徒歩70分)→登山口
F登山口→(徒歩40)→橋立鍾乳洞
G橋立鍾乳洞→(徒歩10分)→浦山口駅
中町屋台:(2001.12.
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